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最近のいただきもの [本の紹介]

 7/9(土)~7/11(月)のこの3日間、埴輪研究会の夏季見学会がありました。その見学会でお会いした方々からいただいた本や抜刷です。みなさん、どうもありがとうございました。

太田博之2010「朝鮮半島起源の服飾・器物を表現する埴輪について」
  (『古代』第123号、早稲田大学考古学会)
金澤雄太2011「富田林市真名井古墳出土埴輪の特徴と編年的位置」
  (『平成20~22年度科学研究費補助金 基盤研究(B)研究成果報告書 古墳時代政権交替論の考古学的再検討』、福永伸哉編)
辻川哲朗2011「近江・湖東北部の埴輪」
  (『紀要』第24号、財団法人滋賀県文化財保護協会)
辻川哲朗2011「近江・冨波亀塚古墳出土埴輪の再検討」
  (『琵琶湖と地域文化―林博通先生退任記念論集』、林博通先生退任記念論集刊行会)
徳田誠司2011「米国ボストン美術館所蔵 所謂「伝仁徳天皇陵出土品」の調査」
  (『書陵部紀要』第62号〔陵墓編〕、宮内庁書陵部)
羽曳野市教育委員会編2010『河内の前期古墳 庭鳥塚古墳 調査概報』
古市古墳群世界文化遺産登録推進連絡会議2010『古市古墳群を歩く』
壬生町立歴史民俗資料館2011『しもつけ古墳群―下毛野の覇王、吾妻ノ岩屋古墳から車塚へ―』

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中文書籍整理中(2) [本の紹介]

続きです。

員安志 『中国北周珍貴文物』(中華珍貴文物叢書)、陝西人民美術出版社、1992年
王俊 主編 『馬鞍山六朝墓葬発掘与研究』、科学出版社、2008年
賀雲翺・邵磊 『中国金銀器』、中央編譯出版社、2008年
賀雲翺 『六朝瓦当与六朝都城』、文物出版社、2005年
甘粛省文物考古研究所 『敦煌佛爺廟湾 西晋画像磚墓』、文物出版社、1998年
甘粛省文物考古研究所・戴春陽・張瓏 『敦煌祁家湾―西晋十六国墓葬発掘報告』、文物出版社、1994年
咸陽市文物考古研究所 『咸陽十六国墓』、文物出版社、2006年
高蒙河 『長江下游考古地理』、復旦大学出版社、2005年
鄒厚本 主編 『江蘇考古五十年』(江蘇文物叢書)、南京出版社、2000年
斉東方 『唐代金銀器研究』(唐研究基金会叢書)、中国社会科学出版社、1999年
陝西省考古研究所 編 『西安北周安伽墓』、文物出版社、2003年
中国社会科学院考古研究所・河北省文物研究所 『磁縣灣漳北朝壁畫墓』、科学出版社、2003年
趙憲章・朱存明 『美術考古与芸術美学』(美術考古学叢書)、上海大学出版社、2008年
鄭岩 『魏晋南北朝壁画墓研究』(考古新視野叢書)、文物出版社、2002年
程林泉・韓国河 『長安漢鏡』、陝西人民出版社、2002年
南京市博物館 編 『南京文物考古新発現』(南京歴史文化新探二)、江蘇人民出版社、2006年
南京市文化局・南京市文物局 主編 『南京文物精華 器物編』、上海人民美術出版社、2000年
寧夏回族自治区固原博物館・中日原州聯合考古隊 『原州古墓集成』、文物出版社、1999年
楊泓 『漢唐美術考古和佛教芸術』、科学出版社、2000年
姚遷・古兵 『南朝陵墓石刻』、文物出版社、1981年
羅宗眞 『魏晋南北朝考古』(20世紀中国文物考古発現与研究叢書)、文物出版社、2001年
羅二虎 主編 『中国美術考古研究現状』(美術考古学叢書)、上海大学出版社、2008年
李裕群 『北朝晩期石窟寺研究』(考古新視野叢書)、文物出版社、2003年
林樹中 『六朝芸術』(六朝文化叢書)、南京出版社、2004年

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中文書籍整理中(1) [本の紹介]

 今に始まったことではないが、僕は本の片付けが悪くてどうしようもない。いつもうちの奥さんに怒られ、本が見えない所で生活したい、と言われている。そして自分自身も、使わないときにはしょっちゅう見かける本が、使いたいときには見当たらない。買ったかどうかも記憶が定かでないので、中国で買ってきた本が、帰国してみたらすでに持っていて重複したなどということもときどきある。
 そこで、自分が一番よく使う大切な本は中文書なので、片づけができないならせめて持ってる中文書をリストアップしておこうと作業に手をつけてみた。ついでなので、このブログにもアップしてみる。今後も作業次第、随時アップしていきます。ちなみに本の並びは順不同です・・・(今後も)。

王志杰 『茂陵与霍去病墓石雕』(茂陵文史叢書)、三秦出版社、2005年
王培新 『楽浪文化―以墓葬為中心的考古学研究』、科学出版社、2007年
葛洪 撰・周天游 校注 『西京雑記』(長安史蹟叢刊)、三秦出版社、2006年
呉広孝 『集安高句麗壁画』、山東畫報出版社、2006年
呉小平 『漢代青銅容器的考古学研究』、岳麓書社、2005年
黄佩賢 『漢代墓室壁画研究』(考古新視野叢書)、文物出版社、2008年
蔡鳳書 『中日考古学的歴程』、齊魯出版社、2005年
朱偰 『建康蘭陵六朝陵墓図考』、中華書局、2006年
朱偰 『金陵古迹図考』、中華書局、2006年
章義和 『地域集団与南朝政治』、華東師範大学出版社、2002年
斉東方 『隋唐考古』(20世紀中国文物考古発現与研究叢書)、文物出版社、2002年
冉万里 編 『漢唐考古学講稿』(西北大学考古学系系列教材)、三秦出版社、2008年
曾布川寛 著・傅江 訳 『六朝帝陵―以石獣和磚画為中心』(六朝文化訳著)、南京出版社、2004年
田余慶 『拓跋史探』、生活・讀書・新知三聯書店、2003年
趙力光 『古都滄桑―陝西文物古迹旧影』、三秦出版社、2002年
蒲慕州 『墓葬與生死―中國古代宗教之省思』、聯經出版事業公司、1993年
馬時雍 主編 『杭州的考古』、杭州出版社、2004年
羅宗眞 『六朝考古』、南京大学出版社、1996年
遼寧省文物考古研究所・日本奈良文化財研究所 編著 『東北亜考古学論叢』、科学出版社、2010年
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日本考古学協会総会会場でのいただきもの [本の紹介]

 5月28日・29日の両日、國學院大学で日本考古学協会総会が開催されました。その会場で知人のみなさんからいただいた本や抜刷は下記のとおりです。みなさん、どうもありがとうございました。

井上一樹2010『立命館大学考古学資料集第3冊 鹿角製刀剣装具』、立命館大学考古学論集刊行会
内山敏行2010「栃木県域南部の古墳時代馬具と甲冑」
  (『2010年度壬生町立歴史民俗資料館企画展 しもつけ古墳群―下毛野の覇王、吾妻ノ岩屋から車塚へ―』、壬生町立歴史民俗資料館)
加部二生2008「「近江毛野臣」の考古学的検討」
  (『王権と武器と信仰 菅谷文則先生退任記念論文集』、同成社)
加部二生2010「赤城山をめぐる信仰遺跡と遺物」
  (『山岳信仰と考古学Ⅱ』、山の考古学研究会)
加部二生2010「大間々扇状地における弥生時代~古代の遺跡」
  (『共同研究 群馬県大間々扇状地の地域と景観―自然・考古・歴史・地理―』、大間々扇状地研究会)
加部二生2010「群馬県地域の横穴墓」
  (『第15回東北・関東前方後円墳研究会 シンポジウム資料集 横穴墓と古墳』、東北・関東前方後円墳研究会)
小坂延仁・油布憲昭2010『辻字永堀第4遺跡―辻字永堀641番地2号他地点―』、鳩ヶ谷市教育委員会
中村岳彦2010「横瓶生産の消長とその意味―横瓶に関する問題提起―
  (『土曜考古』第33号、土曜考古学研究会)
橋本達也2010「古墳築造南限域の前方後円墳―鹿児島県神領10号墳の発掘調査とその意義―
  (『考古学雑誌』第94巻第3号、日本考古学会)
水野敏典2010「三次元形状計測による沖ノ島出土の同一文様鏡の検討」
  (『平成18年度~平成21年度科学研究費補助金(基盤研究A) 考古資料における三次元デジタルアーカイブの活用と展開』)
水野敏典2010「三次元形状計測を応用した画文帯神獣鏡の「同型鏡」の検討」
  (『平成18年度~平成21年度科学研究費補助金(基盤研究A) 考古資料における三次元デジタルアーカイブの活用と展開』)
山田俊輔2011「毛野の埴輪」
  (『季刊考古学別冊17 古墳時代毛野の実像』、右島和夫・若狭徹・内山敏行編、雄山閣)

下原窯正報告書 [本の紹介]

 東海地方の須恵器編年と埴輪の標識的資料として長らく待望されていた、春日井市・下原窯の正報告書がついに刊行されました。
 巻頭カラー写真図版8頁・本文137頁・実測図159頁・白黒写真図版65頁で構成され、調査報告以外にも、考察などで猿投窯の須恵器および尾張型埴輪に関する生産体制、焼成法など要点が要領よくまとめられています。編集執筆担当者である浅田博造さんの力作です。
 購入を希望される方は、春日井市教育委員会 文化財課(電話0568-33-1113)へ直接お申し込みください。1冊4000円です。在庫は十分にあるそうですので、周囲の方にもぜひご周知ください。
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いただき本 [本の紹介]

最近いただいた本です。どうもありがとうございました。

大谷育恵2011「三燕金属製装身具の研究」『金沢大学考古学紀要』第32号 金沢大学人文学類考古学研究室
浅田博造2006『下原古窯跡群』 春日井市教育委員会
城倉正祥2011『北武蔵の埴輪生産と埼玉古墳群』(2008(平成20)年度~2010(平成22)年度科学研究費補助金 若手研究(B)研究成果報告書) 奈良文化財研究所
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曹操高陵 [本の紹介]

《曹操高陵考古发现与研究》
 昨年の年末、曹操墓発見のニュースが突然飛び込んできた。年末も年末の押し迫った時期にとんでもない大発見だと驚いて、すぐにこのブログでも紹介した(2009.12.28)。あれからちょうど1年になろうとしている。
 安陽西高穴村大墓をめぐる話題はこの1年間、テレビや新聞をにぎわせ、またプロ・アマチュアの別を問わず多くの専門家の議論が過熱し、学術論文や書籍などでその論考が多数発表された。
 ここで紹介する本は、その約1年間にわたって蓄積された論著を収録し、安陽西高穴村2号大墓≒曹操高陵の議論の内容と経過を読み取ることのできるものだ。僕自身がすでに今まで把握している関連論著の量から考えても、この本には日本ではなかなか入手できない論著も収録されていることが明らかだ。
 安陽西高穴村2号大墓を曹操高陵とする説は、現在までに公表されているデータからは、考古学的にはほぼ正しいとしか言いようがない。捏造などという一部の意見はまるで論外だが、この墓の具体的位置づけについては、今回出版されたこの本からもう少し詳しい経緯と論拠を把握して検証的に考察できたらいいと思っている。

caocaogaoling.jpg曹操高陵考古発現与研究
編著:河南省文物考古研究所
出版:文物出版社
出版日:2010年12月14日
サイズ:大16開
頁数:280頁
ISBN 978-7-5010-3082-8
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朝陽袁台子の正式報告書 [本の紹介]

《朝阳袁台子 战国西汉遗址和西周至十六国时期墓葬》
 ここのところ報告書の出版情報をあまり気にかけていなかった間に、いつのまにか朝陽袁台子遺跡の正報告が刊行されていた。ちょっと驚き。
 朝陽袁台子遺跡は、中国遼寧省朝陽市十二台営子郷袁台子村にある。一帯は前漢では柳城、曹魏期には棘城と呼ばれた、東北地方における戦国以来の拠点的城市である。十六国期には龍城と名づけられて三燕の都城だった。また、墓主像をはじめとした壁画をもち、装身具や青銅器など多くの副葬品を出土したことで著名な袁台子壁画墓が発見されたのもこの遺跡だ。
 まだ手元に届いていないので内容は見ていないが、おそらく上記の考古学成果の全体像が報告されていることと思われ、期待大。中国東北地方における重要な標識遺跡として、確保しなければいけない報告書だろう。

chaoyangyuantaizi.jpg朝阳袁台子 战国西汉遗址和西周至十六国时期墓葬
編著:遼寧省文物考古研究所・朝陽市博物館
出版:文物出版社
出版日:2010年10月8日
サイズ:16開
頁数:328頁
ISBN 978-7-5010-3031-6

このあいだ読んだ本 [本の紹介]

村田雄二郎+C・ラマール編 『漢字圏の近代 ことばと国家』 (東京大学出版会、2005年)
 
漢字圏の近代―ことばと国家

漢字圏の近代―ことばと国家

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本


 少し前、8月ごろに、去年買ってほったらかしにしていたこの本を読んだ。国家や民族、あるいは地域といった集団性をもつ集合に生まれるアイデンティティの源泉としての「ことば」について、その近代における政治性とナショナリズム、ジェンダー、大衆への「ことば」の普及、西洋文明との対比を10名の著者がそれぞれに論じている。近現代的なこれらの問題を、「漢字圏」という世界の近代史として論じ、漢字文化の原点である中国を中心としつつも、台湾、朝鮮・韓国、ベトナム、日本との比較をしながら展開する本書は、読んでいてとてもおもしろかった。
 なかでも言葉とナショナリズム・国家支配の関係性や、漢字文化を「国語」の基礎体系とする世界からの離脱あるいはその咀嚼、地域語の顕在化といったテーマを論じた部分は、世界史的視野で天下国家を論じようとする歴史・考古研究においても共感できるもので、非常に興味深いものだった。ことにアイデンティティ、集合意識とは何か、「国語」とは何か、その見えないシステムを明確にし、また問いかけるところは、深く考えさせられるものがあった。
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竹内実 『中国という世界―人・風土・近代』 [本の紹介]

竹内実 『中国という世界―人・風土・近代』
(岩波新書赤版1174)

中国という世界―人・風土・近代 (岩波新書)

中国という世界―人・風土・近代 (岩波新書)

  • 作者: 竹内 実
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 新書


非常に興味深く読みやすい、面白い本だったので、一気に最後まで読んでしまった。
〈チュウゴク〉とは何か? 〈チュウゴク〉はどこへ行くのか?という問いをテーマに、人・風土・近代の各観点から具体的事例を挙げながら歴史を見渡している。後半ではとくに上海をとりあげ、歴史的伝統社会と新しい「近代」社会の結節点として、その政治的・社会的な展開に中国の「近代」を見出している。過去から現在にいたる「中国」の歴史文化的な特質がわかりやすく述べられており、その特質を通して最初の問いの答えを探し出そうとする、中国理解への入門書といってもいい本で、おすすめだ。

〈岩波書店の書籍紹介より〉
国土は広く、人も多く、古い歴史の中国。〈チュウゴク〉とは何か、そしてこれからどこへ行くのだろうか。
〈一つの世界〉を形成する独特の風土に生きてきた人びとの人間観・家族観をさぐり、さらに近代を象徴する都市・上海と上海女性の気質を描きだす。新たなる中国論の誕生。図版多数。

〈目次〉
序 章〈チュウゴク〉とは何か
 Ⅰ 人
第1章 人とは何か
第2章 大家族制―宗族
第3章 小家族
 Ⅱ 風土
第4章 地形
第5章 天下と皇帝
第6章 南と北
 Ⅲ 近代
第7章 上海・租界
第8章 上海・流行の先端
第9章 上海女人と近代女性
第10章 近代の挫折と再出発
終  章 チュウゴクはどこへ
あとがき
参考文献
索引
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