竹内実 『中国という世界―人・風土・近代』 [本の紹介]
竹内実 『中国という世界―人・風土・近代』
(岩波新書赤版1174)
非常に興味深く読みやすい、面白い本だったので、一気に最後まで読んでしまった。
〈チュウゴク〉とは何か? 〈チュウゴク〉はどこへ行くのか?という問いをテーマに、人・風土・近代の各観点から具体的事例を挙げながら歴史を見渡している。後半ではとくに上海をとりあげ、歴史的伝統社会と新しい「近代」社会の結節点として、その政治的・社会的な展開に中国の「近代」を見出している。過去から現在にいたる「中国」の歴史文化的な特質がわかりやすく述べられており、その特質を通して最初の問いの答えを探し出そうとする、中国理解への入門書といってもいい本で、おすすめだ。
〈岩波書店の書籍紹介より〉
国土は広く、人も多く、古い歴史の中国。〈チュウゴク〉とは何か、そしてこれからどこへ行くのだろうか。
〈一つの世界〉を形成する独特の風土に生きてきた人びとの人間観・家族観をさぐり、さらに近代を象徴する都市・上海と上海女性の気質を描きだす。新たなる中国論の誕生。図版多数。
〈目次〉
序 章〈チュウゴク〉とは何か
Ⅰ 人
第1章 人とは何か
第2章 大家族制―宗族
第3章 小家族
Ⅱ 風土
第4章 地形
第5章 天下と皇帝
第6章 南と北
Ⅲ 近代
第7章 上海・租界
第8章 上海・流行の先端
第9章 上海女人と近代女性
第10章 近代の挫折と再出発
終 章 チュウゴクはどこへ
あとがき
参考文献
索引
(岩波新書赤版1174)
非常に興味深く読みやすい、面白い本だったので、一気に最後まで読んでしまった。
〈チュウゴク〉とは何か? 〈チュウゴク〉はどこへ行くのか?という問いをテーマに、人・風土・近代の各観点から具体的事例を挙げながら歴史を見渡している。後半ではとくに上海をとりあげ、歴史的伝統社会と新しい「近代」社会の結節点として、その政治的・社会的な展開に中国の「近代」を見出している。過去から現在にいたる「中国」の歴史文化的な特質がわかりやすく述べられており、その特質を通して最初の問いの答えを探し出そうとする、中国理解への入門書といってもいい本で、おすすめだ。
〈岩波書店の書籍紹介より〉
国土は広く、人も多く、古い歴史の中国。〈チュウゴク〉とは何か、そしてこれからどこへ行くのだろうか。
〈一つの世界〉を形成する独特の風土に生きてきた人びとの人間観・家族観をさぐり、さらに近代を象徴する都市・上海と上海女性の気質を描きだす。新たなる中国論の誕生。図版多数。
〈目次〉
序 章〈チュウゴク〉とは何か
Ⅰ 人
第1章 人とは何か
第2章 大家族制―宗族
第3章 小家族
Ⅱ 風土
第4章 地形
第5章 天下と皇帝
第6章 南と北
Ⅲ 近代
第7章 上海・租界
第8章 上海・流行の先端
第9章 上海女人と近代女性
第10章 近代の挫折と再出発
終 章 チュウゴクはどこへ
あとがき
参考文献
索引
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