ひとり南京へ~その2 [中国]
やっと始まった南京滞在。
初めて訪ねたときに一目惚れした、と同時に初めてのような気が全くしなかった城市は、僕にとって南京と杭州だった。その大好きな南京に久しぶりにやってきただけで、とても心落ち着く。
さて、南京あたりの料理、「苏菜」(蘇菜=江蘇料理)は、基本的に薄味だが、スープのだしや食材に浸み込んだ味わいがしっかりしているのが特徴だ。日本でいえば関西風の料理というところだろうか。また黒酢の名産地・鎮江があるので、黒酢を使った甘酸っぱい味も特色である。今回は南京滞在で食べた南京地元の料理を2つ紹介してみる。
ひとつは以前にも食べたことがあり、自分の大好物の「南京盐水鸭 (南京塩水鴨)」。水と塩と生姜と各種香辛料で、内臓を取り除いたアヒルを一羽まるごと漬けたものだ。やっぱり淡白なようで咬むほどに味わいの滲み出てくる苏菜らしい味で、とてもおいしいのだ。ビールに最適でもある。
もうひとつは今回初めて食べたもので、「芦蒿 (蘆蒿)〈lu(2) hao(1)〉」という野菜の炒め料理だ。「芦蒿」というのはヨモギに似た野菜で、さっぱりしているのに、それでいてハーブ風の味と香りがあって、意外にビールやご飯が進む。尋ねたところ南京一帯や安徽省南部で特産の地物野菜であるらしく、確かに他の地方で見たことはない。僕の見たところでは炒め物で食べることが多いようで、芦蒿だけを唐辛子とスープ、塩と油で炒めた「清炒芦蒿」と、芦蒿と香干という味付干し豆腐の細切りを一緒に炒めた「芦蒿炒香干」の2種類がよくあった。どちらもとてもおいしいが、「芦蒿炒香干」は干し豆腐の味とよく締まった食感で、よりしっかりした味になる。
芦蒿は今回初めて食べて、とてもおいしくて気に入ったので、これも大好物の一品になりそうだ。南京あたりに行く機会のある方は、一度食べてみてほしい。
初めて訪ねたときに一目惚れした、と同時に初めてのような気が全くしなかった城市は、僕にとって南京と杭州だった。その大好きな南京に久しぶりにやってきただけで、とても心落ち着く。
さて、南京あたりの料理、「苏菜」(蘇菜=江蘇料理)は、基本的に薄味だが、スープのだしや食材に浸み込んだ味わいがしっかりしているのが特徴だ。日本でいえば関西風の料理というところだろうか。また黒酢の名産地・鎮江があるので、黒酢を使った甘酸っぱい味も特色である。今回は南京滞在で食べた南京地元の料理を2つ紹介してみる。
ひとつは以前にも食べたことがあり、自分の大好物の「南京盐水鸭 (南京塩水鴨)」。水と塩と生姜と各種香辛料で、内臓を取り除いたアヒルを一羽まるごと漬けたものだ。やっぱり淡白なようで咬むほどに味わいの滲み出てくる苏菜らしい味で、とてもおいしいのだ。ビールに最適でもある。
もうひとつは今回初めて食べたもので、「芦蒿 (蘆蒿)〈lu(2) hao(1)〉」という野菜の炒め料理だ。「芦蒿」というのはヨモギに似た野菜で、さっぱりしているのに、それでいてハーブ風の味と香りがあって、意外にビールやご飯が進む。尋ねたところ南京一帯や安徽省南部で特産の地物野菜であるらしく、確かに他の地方で見たことはない。僕の見たところでは炒め物で食べることが多いようで、芦蒿だけを唐辛子とスープ、塩と油で炒めた「清炒芦蒿」と、芦蒿と香干という味付干し豆腐の細切りを一緒に炒めた「芦蒿炒香干」の2種類がよくあった。どちらもとてもおいしいが、「芦蒿炒香干」は干し豆腐の味とよく締まった食感で、よりしっかりした味になる。
芦蒿は今回初めて食べて、とてもおいしくて気に入ったので、これも大好物の一品になりそうだ。南京あたりに行く機会のある方は、一度食べてみてほしい。
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