新聞記事・古代尾張氏の謎 [志段味の古墳]
古代尾張氏 新興武人の姿
「尾張氏」展閉幕後、新聞全国紙が文化面で本展の総括ともいえる記事を書いてくれました。
1面に太宰府で出土した最古の戸籍木簡が大きく報道された日、紙名ロゴの横の主要記事目次に「古代尾張氏の謎」とありました。文化面の半分以上の紙面を割いたかなり大きな記事で、「古代尾張氏 新興武人の姿」という見出しで掲載されています。企画展中に開催したシンポジウムの内容を踏まえ、志段味大塚古墳を中心にして、古墳研究から描き出される5世紀の「尾張氏」を説いた内容でした。
これを執筆した記者さんはシンポジウム当日に来場取材をしたうえで、その後何度も電話取材を重ねていました。お会いした印象では特段考古学や古代史に詳しい記者さんというわけではないようでしたが、書かれた記事はシンポジウムと展示の内容・主旨を正確に理解し、かつ要領良くまとめられた内容で、文章も練られたしっかりしたものでした。今までの12年間で僕が関わったなかでは、とりわけてよくできた新聞記事でした。
閉幕後の掲載だったのは残念でしたが、逆にいえば、時間をかけて取材・執筆されたおかげで良い記事になったのでしょう。とすれば、多くの展覧会が開催期間中しか着目してもらえないなかで、閉幕後にまで全国に向けて非常に良い総括記事を報じていただけたわけで、かえってありがたいことといえるのかもしれません。
(読売新聞・全国 2012.6.13(水)朝刊 文化面)
「尾張氏」展閉幕後、新聞全国紙が文化面で本展の総括ともいえる記事を書いてくれました。
1面に太宰府で出土した最古の戸籍木簡が大きく報道された日、紙名ロゴの横の主要記事目次に「古代尾張氏の謎」とありました。文化面の半分以上の紙面を割いたかなり大きな記事で、「古代尾張氏 新興武人の姿」という見出しで掲載されています。企画展中に開催したシンポジウムの内容を踏まえ、志段味大塚古墳を中心にして、古墳研究から描き出される5世紀の「尾張氏」を説いた内容でした。
これを執筆した記者さんはシンポジウム当日に来場取材をしたうえで、その後何度も電話取材を重ねていました。お会いした印象では特段考古学や古代史に詳しい記者さんというわけではないようでしたが、書かれた記事はシンポジウムと展示の内容・主旨を正確に理解し、かつ要領良くまとめられた内容で、文章も練られたしっかりしたものでした。今までの12年間で僕が関わったなかでは、とりわけてよくできた新聞記事でした。
閉幕後の掲載だったのは残念でしたが、逆にいえば、時間をかけて取材・執筆されたおかげで良い記事になったのでしょう。とすれば、多くの展覧会が開催期間中しか着目してもらえないなかで、閉幕後にまで全国に向けて非常に良い総括記事を報じていただけたわけで、かえってありがたいことといえるのかもしれません。
(読売新聞・全国 2012.6.13(水)朝刊 文化面)
2012-06-16 13:15
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