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新刊《中原藏镜聚英》の画文帯仏獣鏡 [魏晋南北朝考古]

huawendaishenshoujing.jpg 最近の新刊《中原藏镜聚英》、まだ入手していないが、これの表紙に画文帯仏獣鏡の写真が使われている。もちろん中にも収録されている(らしい)。この鏡、とても気になる。どこかの出土資料、あるいは博物館の収蔵資料なのだろうか?
 10年ほど前、中国北京の故宮博物院に1面の画文帯仏獣鏡が所蔵されていることが明らかになった。僕はその拓本は見たことがあるが、写真はまだ見たことがない。今回《中原藏镜聚英》に収録されている鏡は、この故宮所蔵の画文帯仏獣鏡だろうか?それとも、別の資料だろうか?もし別の資料だとすれば、中国で2面目の画文帯仏獣鏡であり、日本の出土・所蔵資料との同型関係なども気になるところだ。
 今度中国に行ったとき買うとしよう。でも、早く詳細な情報が知りたい・・・。

zhongyuanzangjing.jpg中原藏镜聚英
著者:王趁意
出版:中州古籍出版社
出版日:2011年1月
サイズ:精装16開
頁数:272頁
ISBN 978-7-5348-3468-4


追記) この記事を書いた後しばらくして、東北関東前方後円墳研究会に出張販売にきていた六一書房さんの売り場で、上記の本が置いてあったので、中身を確認しました(買わずに。六一書房さん、すみません・・)。
 件の画文帯仏獣鏡は、やはり故宮博物院のものとは別もので、民間収蔵家の手元にあるものだそうです。とても鋳上がりはいいし、文様に不自然さはまったくないのですが、本物なのかなあ・・・。現代の踏み返し鏡だったりして。  
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