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拙著刊行 [研究活動]

 むちゃくちゃ久しぶりの更新です。ブログは時間的にも気持ち的にも余裕がないと、なかなか更新に手がつけられません…。

 さて、その余裕のなさの大きな原因の一つは、この約1年間、昨年春に博士の学位を取得した博士論文を出版する準備をしていたことです。帰宅後の時間と週末の休みを使って、出版社とやり取りしながら、ずっと編集をしてきました。その本が、ようやく今月末に刊行の運びとなりました。
 完成度は、内容の充実度は、と問われれば、胸を張ってどんなもんですか!読んでください!と言えるものではありません。でも、もっと良くしてからなどと言っていても、いつになるかわかりません。自分の研究を無駄にしないためにも、途中経過報告をして、いったん一区切りした方がいいかなと思ってきたので、ここまで来ることができて、とりあえずほっとしました。
 博士論文の出版なので、一般の人に読んでいただける内容ではありませんが、ご興味をお持ちくださった方は、どうぞよろしくお願いします。

『中国江南六朝の考古学研究』 (六一書房)
tancho.jpg
↓ Amazonからも購入できます。

中国江南六朝の考古学研究

中国江南六朝の考古学研究

  • 作者: 藤井康隆
  • 出版社/メーカー: 六一書房
  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: ペーパーバック



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研究上の経歴 [研究活動]

僕の研究者としての経歴・業績などを、「ReaD&Researchmap」 (独立行政法人科学技術振興機構、および国立情報学研究所が開発・運営する研究者データベース)に登録しています。
このブログの左側欄外のリンクから、僕のデータベースに直接飛べるようにしました。ご興味がおありの方は、どうぞご覧ください。よろしくお願いします。
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発表論文 [研究活動]

本ブログに少し手を加えて、僕が書いた論文をダウンロードして読んでいただけるようにしました。
欄外左側サイドバーの「Academia.edu」バナーをクリックして別サイトに移動してください。そちらでダウンロードしていただけます。今までに書いた論文すべてではありませんが、主要なものはだいたいアップしてあります。
ご興味のある方はよろしくお願いします m(_ _)m。
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帰ってきました [研究活動]

おとつい8/20(月)に、内蒙古より無事帰国しました。
詳細は後日改めて・・・。

8/14からいません [研究活動]

あさって8/14から、1週間ほど日本を離れます。
今回は、内蒙古自治区の赤峰市へ遼の慶陵、祖陵、上京城址などを見に行き、その後北京へ行って社会科学院考古研究所などに立ち寄る、というコースです。
帰国したら、また写真や感想などをここで報告(だれに?)しようとおもいます。
約1年半ぶりの中国。とても楽しみです。クソ蒸し暑くて不快な名古屋から脱出!

つまらん原稿を [研究活動]

最近、論文にかぎらず、文章を書くことができなくなった。以前はごく自然に書けていた文が書けないのだ。
こうしてブログの文章さえも、ときどき言葉が出てこなくて止まるので、えらく時間がかかる。とくにひねった言葉や言い回しをしようとしているわけではない。以前書いていたとおりに、本来の自分の書き言葉が出てくればいいのだが、とにかく語彙も表現も出てこないし、構成や整理もできない。
その原因は思い当たることがあるけど、すぐに矯正できるようなものではない。

だから、研究がらみの原稿や論文もなかなか書けない。書いても、自分でも信じられないぐらい時間がかかる。そんななかでどうにか書いた原稿というのは、また内容までつまらんことを書く。書いている間は、それなりに意味のある内容を書いているつもりだけど、後で校正の頃に読み直すと、こんなつまらんことをどうして書いたのか、と思う。
以前はそんなことはなかった。もちろん他人様が読めば一笑に付されるような内容かもしれないが、自分自身はこれが今の自分の水準と、自分なりには納得ができた。今はそれがない。

最近も、そうやって書いた原稿の初校が送られてきたので、訂正しながら読み直していると、あれ?なんで自分はこんなつまらんネタを書いたんだろうか、と思った。そのつまらん原稿の一部が下の画像だが、秋には某誌に掲載されて刊行されるはずだ。
kosei.jpg

自分の研究・執筆能力はこの程度がもう限界なのかもしれない、と思うことがある。
同業の普通の人たちに比べるとかなり早いけれど、そろそろ考古学から手を引いて、何か違う人生を検討するべきなのだろうか。

いただきもの’12 [研究活動]

ブログ更新をしばらく怠けて放置していたので、今回が2012年最初のかきこみです。
新年になって初めていただいた文献や資料は下記のとおり。
ありがとうございました。


(抜刷)
河内一浩 2011 「和歌山市・鳴神埴輪窯の再検討―紀伊の後期円筒埴輪について―」
           (『堀田啓一先生喜寿記念 獻呈論文集』 2011年11月)
(報告書)
大山崎町教育委員会 2010 『松田遺跡 大山崎町埋蔵文化財調査報告書第40集』
大山崎町教育委員会 2011 『松田遺跡 大山崎町埋蔵文化財調査報告書第41集』
大山崎町教育委員会 2011 『大山崎町埋蔵文化財調査報告書 第42集』

(現地説明会資料)
大山崎町教育委員会 「鳥居前古墳第6次調査報道発表資料」 2012.01.25
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いただきもの(追加) [研究活動]

 5月の日本考古学協会前日に大学へ行ったとき、いただいた抜刷です。どうもありがとうございました。とても頑張っている優秀な年下の同窓生に、敬意と応援の気持ちを表します。

青木弘2011「土木考古学による古墳築造技術の分析試論―土質工学調査実施古墳を対象として―
  (『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第56輯(2010年度)、早稲田大学大学院文学研究科)
青木弘・持田大輔2011「益子天王塚古墳出土遺物の調査(4)―人物埴輪―
  (『早稲田大学會津八一記念博物館研究紀要』第12輯、早稲田大学會津八一記念博物館)
高橋龍三郎・青木弘ほか2011「千葉県印西市(旧印旛郡印旛村)戸ノ内貝塚第6次発掘調査概報」
  (『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第56輯(2010年度)、早稲田大学大学院文学研究科)
艾克拜爾=尼牙孜・後藤健・青木弘ほか2011「2008年度カシュガル地区における陶器製作工房の調査報告」
  (『溯航』第29号、早稲田大学大学院文学研究科考古談話会)
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南京から戻ってきました/今回入手した本 [研究活動]

 昨日の午後、南京から帰ってきました。
今回もいろいろな成果がありました。詳しくは近日少しずつ書いていこうとおもいます。
 まずは今回の訪問中に入手した書籍は下記のとおり。
 最新出版の考古・歴史関係の本を間違いなく手に入れようとおもえば、多くの人がご存知の北京の某書店に行くのがベストです。南京にはこれといった大型書店はないし、上海の大型書店もこの2ヶ月前くらいまでの本は手に入るけれど、最新のものの入荷はそれほど早くない。考古関係の本のかなりの割合は文物出版社や科学出版社といった北京にある中央の出版社から出ているからだ。
 ただし地方の書店、とくに地方の大都市でかつ歴史遺産が豊かなところの場合、他所では手に入らない、地域の考古や歴史にかんする本が入手できるというのが良いところだ。たとえば南京なら、南京は数々の王朝や政権が都したところだから、南京や六朝などの考古・歴史関係の本や地方志、古文献の翻刻本はかなり多い。これらは江蘇省内や上海の出版社から出ていて、北京でも手に入らない。今回は南京と上海の書店で、当地ならではの資料をいろいろ買った。あと、賀雲翺先生からも抜刷を1冊いただいた。ありがとうございました。

【いただきもの】
﹡抜刷《三国两晋南北朝考古》,贺云翱・符永利 等 著  ( 《中国考古通论》第八章,张之恒 编,南京大学出版社,2009年10月)

【購入】
《龍蟠虎踞―南京城市史展》,南京市博物馆,出版年不明
可爱的南京丛书第三辑 南京的六朝石刻》,梁白泉 主编・卢海鸣 副主编,南京出版社,1998年5月
六朝文化丛书 六朝文化概论》,许辉・李天石 编著,南京出版社,2003年7月
六朝文化丛书 六朝艺术》,林树中 编著,南京出版社,2004年12月
十朝故都文化丛书 孙吴文化》,王永平 编著,南京出版社,2005年9月
十朝故都文化丛书 南朝文化(下)》,李天石・来琳玲 编著,南京出版社,2005年9月
南京稀见文献丛刊 六朝事迹编类(宋)张敦颐 撰•六朝通鉴博议(宋)李焘 撰》,李海荣・金承平 主编,南京出版社,2007年9月
崇善樓書系 六朝墓誌檢要 修訂本》,王壯弘・馬成名 編,上海書店出版社,2008年10月
《洛阳汉魏陵墓研究论文集》,洛阳市第二文物工作队 编,文物出版社,2009年10月
《朱希祖六朝历史考古论集 南雍学术经典,朱希祖 著;杨晓春 编,南京大学出版社,2009年10月
《南京通史 六朝卷》,胡阿祥・李天石・卢海鸣 编著・南京市地方志编纂委员会办公室 编,南京出版社,2009年12月
《东北亚考古学论丛》,辽宁省文物考古研究所・日本奈良文化财研究所 编著,科学出版社,2010年1月
中国历史文化大讲堂•文博系列 中国古代陵墓》,刘毅 著,南开大学出版社,2010年5月
《集安出土高句丽文物集粹》,吉林省文物考古研究所・集安市博物馆・吉林省博物院,科学出版社,2010年6月
《印记与重塑 镇江博物馆考古报告集(2001~2009),镇江博物馆 编・杨正宏 主编,江苏大学出版社,2010年6月
《西汉诸侯王陵墓制度研究》,刘瑞・刘涛 著,中国社会科学出版社,2010年7月
《汉唐宋元考古-中国考古学(下) 宿白未刊讲稿系列,宿白 著,文物出版社,2010年8月
《西汉帝陵钻探调查报告 咸阳市文物考古研究所田野考古报告第5号,咸阳市文物考古研究所 编著,文物出版社,2010年10月
《南京博物院集刊11 南京博物院建院七十五周年纪念论文集,南京博物院 编,文物出版社,2010年12月
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南京へ行きます [研究活動]

 ひさびさの更新。昨年参加した台湾での研究会参加報告も、しますといいながらあれから早や3ヶ月半、いまだ果たしてません。台湾でお世話になった皆さんには大変失礼しています。すみません。

 さて3月に、南京へ行ってきます。職場の人たちからは暗に遠回しなプレッシャーかけられつつ。
今年も南京大学の賀雲翺先生にいろいろご面倒をおかけして、お世話になることになっている。そして案内役をしてくれるのも、昨年と同じ南京市中山陵園管理局文物所の路侃さん。路侃さんは、昨年南京へ行ったとき毎日朝から晩まで面倒をみてもらって本当にお世話になり、お手数もおかけした、僕にとって感謝の気持ち絶えない恩人だ。それでも昨年、僕が帰る前日に、次はいつ来る?だいたいの時期でいいから言いなよ、と言ってくれた。その言葉に甘えて、今年も南京の六朝陵墓踏査のためお邪魔することにしたのだ。
 賀雲翺先生に伺ったところ、南京一帯の重要な六朝の陵墓や遺跡は多くが破壊されずに残っていて、現地を見ることができるのだそうだ。僕はダメもとのつもりで、見学希望に富貴山東晋大墓、南京大学北園東晋大墓、西善橋宮山南朝大墓などを挙げていた。もちろん墓室などは埋め戻されてしまっていたりするようなのだが、地形環境や地上遺構を窺うことはできるらしいのだ。僕はてっきり多くが破壊されたり、あるいは遺跡だけが残って周辺環境は開発されて地形環境を失っているものだとばかりおもっていたので、とても嬉しい意外性だ。とても楽しみで、今から期待が膨らむ。踏査の成果は、帰国後にこのブログで報告するつもりです!
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